「慟哭」を読んで気に入った作家です。帯や裏表紙にはミステリーと書いてありましたが、違いますね。心臓移植を受けた大学生が主人公で、もとの心臓の持ち主の記憶が受け継がれているんではないかという疑問から話が展開していきます。この設定がちょっとSFぽいですが、そんなことが気にならずに読みすすめます。別にSFが嫌いなわけではなく、どちらか好きな方です (^^;;
臓器移植のミステリーとか思わずに、青春小説と思って読むのがいいかと思います。話の展開や文章は申し分なく星4つつけたいところですが、裏表紙や帯の説明と内容が違う(売り方が違う?)ので星3つ半です。今度日本に帰ったときには、是非他の作品も買ってきたいと思います。